心揺さぶるモノや、人生を変えるきっかけにすらなるようなヒトとの出会いは
社会を変えるための一太刀になると私たちは信じています。
そして、人の感情や感性に訴えかけるモノや体験は、人が集まるエネルギーにこそ宿る、
そう信じて、CIBONEは混沌としたヒトやモノが行き交うこの交差点のような場所に生きているのです。
陶芸家 小野哲平の個展は、私たちにとって8年ぶりの開催となります。
「自分のやらなきゃいけないことは、昔も今も何も変わってない。
やることは自分の中で決まっていて、自分の仕事ができる限りで、どこまでそれに近づけていけるか。」
8年前と何一つ変わらない、この言葉に、少しだけ肩の荷がおり、ポンっと背中を押された感覚になりました。
なぜなら、一つの土のうつわと出会い、手に取るというとてもシンプルなやりとりの中で得ることのできる生きぬく力を、
私たちも信じているからに他なりません。
今、小野哲平という作り手を紹介することは、この場所で、モノの力で、人々の足を止めることができるのか、
振り向かせることができるのかという挑戦であり、私たちが向かう未来への声明であるといえます。
すべての人にとって開かれた生きる活力の源泉である小野哲平のうつわ、
ぜひご覧ください。