稲葉知子と池谷三奈美による2人展は今年で4回目を迎えます。 2人がつくるガラスの作品からは、その人間味あふれた純粋さ、奔放さが、一片の曇りもなく今回も表現されています。

それはこの社会が変わろうとも、環境が変わろうとも、彼女たちが、今自分の作りたいものを、自分のペースで作り続けている結果です。それゆえに、毎年この時期がたのしみなのです。
お互いの作品が出来上がると、2人は少しだけ作品を見せ合い、素直な短い気持ちを伝えます。
それがこの2人展の続いていく意味であり、人とモノの関係性は近くて、そうあるべきと改めて感じます。
彼女たちの息づかいとともに生まれてきた作品たちは、純粋に人に使われることをのぞんでいます。
ぜひ、今回も愛らしさあふれる2人の作品をお楽しみください。