1800年代後半にロシアに伝来された入れ子の木工マトリョーシカ。その起源をたどると、日本での卵型の入れ子の木工細工に見惚れた作家が持ち帰ったとされています。
近代化に遅れ旧態依然としていた体制の中、変化を求めた活動の中で、芸術という分野への声も大きく、ロシアの民俗芸術からくる芸術復興の中で、その絵本作家が、木彫りの人形に絵を入れたことが始まりと言われています。
まわりまわって芸術というものが持つ力は、ここ日本においてもとても大きなムーブメントとなり、社会を変える大きな力を持っていると言えます。
私たちはその力を、アーティストが持つ力を、大切に、この難しき1年の終わりへ、そしてモノによって喜びを得られる一番のシーズンへの贈り物として、この企画をみなさまのもとに届けたいと思います。
9名の素晴らしきアーティストが360度のキャンバスを見立て描いた、今の時代への贈り物。 ぜひご覧ください。