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2023.05.21

CIRCULATE

<ブランド情報 - CIBONE>

伝統的な家財品であった桐の箪笥が近年使われなくなってきています。その産地は全国各地にあり、古くから庶民の生活に慣れ親しんできました。時には嫁入り道具として、時には高価な着物を入れる収納として、2代、3代と世代が過ぎてもそこにある家具として、時代のライフスタイルを紡いできた存在といえます。
富山を拠点とする〈yes〉は、古くなってしまった、壊れてきてしまったと持ち主が手放す直前の箪笥を引き取り、数十年、100年の時を経てくたびれてきた部分を、“桐材”に替わり、軽く、加工しやすいという同じ特徴を持つアクリル板を用いて新たな価値を生み出す活動を行っています。

さらには、いずれアクリル板を桐材に戻して、元の状態に近い形で使ってもらえるといいなという気持ちもこのプロダクトには込められています。 今展示会では、定番色をはじめ、CIBONE別注色も加わり、都内では唯一、豊富なラインナップで、「タンス」の新たな価値感を体験いただける機会をぜひお楽しみください。

2023年5月20日(土)-6月11日(日)
開催: CIBONE(表参道)

〈yes〉
「見過ごされていた価値を再構築し、世界を豊かにする」をビジョンに掲げ、家具のアップサイクルや空間プロデュースを行う。
代表的なプロジェクトとして、空き家問題にアップサイクル家具で新たな価値を与える『tansu × acrylic』、木彫りの熊をアートの力でアップサイクルしたプロダクト『Re-Bear Project』がある。