家のなかだけで長く時間を過ごした日々を経て、自分時間の楽しみかたやおうちごはんへの関心が以前よりも高まったように感じます。
慌ただしい毎日を暮らすわたしたちが、いま癒しとなる食卓に求めているのは、ひとりで・だれかと過ごすテーブルを彩る、その時食べたい量がちょうど入る大きさと、手にしっかりと馴染むかたちの、自分のためのごはんのうつわではないでしょうか。
本展では、“だれもが身近に感じるごはんのうつわ”をテーマに 6人の作り手が思い思いにかたちにした「お茶碗以上、井ぶり未満」が並びます。
自分にとってぴったりのごはんの相棒を、ぜひ探しにいらしてください。

■開催期間
2024年10月23日(水)〜2025年1月20日(月)
＊2024年12月24日(火)〜2025年1月14日(火)は国立新美術館の年末年始休館に伴い休業致します。

展示作家
今井律湖
IMAI Ritsuko
1974年　群馬県生まれ
2003年　大学時代と留学先の英国で陶芸を専攻
2012年　栃木県窯業技術支援センター修了
　　　　 益子町にて独立
折笠秀樹
ORIKASA Hideaki
1974年　北海道生まれ
1999年　栃木県益子町にて川尻浩史氏に師事
2006年　茨城県笠間市に築窯
後藤竜太
GOTO Ryuta
1983年　栃木県益子町生まれ
2002年　栃木県窯業指導所研究科修了
2003年　故 島岡達三氏（人間国宝）に5年間師事
2008年　島岡製陶所にて一年間勤務
2009年　益子町にて独立
中囿義光
NAKASONO Yoshimitsu
1984年　愛知県生まれ
名古屋造形大学大学院修了後、
岐阜県多治見市の studio MAVO にて作陶開始
現在は愛知県名古屋市のアトリエにて作陶
個展・企画展 他 多数
野村朋香
NOMURA Tomoka
1997年　日本大学芸術学部美術学科卒業
2001年　愛知県立窯業高等技術専門校修了
2003年　故 島岡達三氏（人間国宝）に師事
2009年　茨城県鹿嶋市に築窯
JAPAN TRADITIONAL CRAFTS WEEK　2021参加
イギリスロンドンwagumi、伝統工芸青山スクエアにて展示販売
廣川温
HIROKAWA Atsu
1984年　滋賀県生まれ
2008年　多治見市陶磁器意匠研究所　技術コース修了
2012年　信楽窯業技術試験場　素地釉薬科修了
2016年　信楽より益子へ工房を移転
2024年　益子より滋賀県日野町へ移転
現在、個展やグループ展を中心に活動
耐熱の器、炭化焼成の器、粉引や灰釉の器を制作