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2025.03.21

Touch, PIET HEIN EEK!

<ブランド情報 - CIBONE>

 PIET HEIN EEK のモノ作りは代表的シリーズである廃材木 / Scrapwoodを用いた作品にはじまり、製材されたオーク材やスティール、カッパーや陶器、ガラス など多岐にわたります。彼の中ではその全ての素材は同価値で、その素材の 魅力をどう引き出すのかということが重要だと話します。

 今展示会ではPlywood(ラワン材)という安価な素材を用いて作成されたCrisis series の中から、素材そのままの表情を活かした無塗装の作品と、2024年のDDW(ダッチデザインウィーク)で発表した新色を配色したカラフルなコレクションを中心に構成されています。

 PIET HEIN EEKが初めてCNCルーターで制作をしたCrisis Seriesは、当時、そもそも素材自体が高級な家具が氾濫し、使用者が限定されてしまう中で、あえて安価な素材を使用し、また構造部分にも化粧を行わず、当初は組み立てもお客様自身が行うことで、素材本来の美しさや、構造の合理性を感じ取れるようにという想いが込められています。シンプルな素材と技法だからこそ、ディテールのこだわりと、使っていく中での表情の変化が感じ取れるシリーズとなっています。

 また、今回会場構成を手掛けるのは、インテリアスタイリストとして、第一線で活躍する 作原 文子。“日常にあるPIET HEIN EEK”をテーマに、長年彼の作品を愛用する作原氏だからこそ引き出すことのできる、日常の中で際立つ彼の作品の魅力を新たな側面から発見することができるでしょう。

PIETHEIN EEK × 作原 文子 × CIBONEの作り出す空間も、あわせてお楽しみください。

Touch, PIET HEIN EEK!
会期:2025年3月18日(火) - 4月6日(日)
時間:11:00‐20:00
会場:CIBONE

Piet Hein Eek

1967年オランダ生まれ。
自然の中で見つけたスクラップ材木や、工場廃棄物などの素材を使用してユニークな作品を発表。最新のテクノロジーで工程を省き、完璧できれいな物を作ろうとする現代的な手法とは対照的で、素材や手法からコンセプトを決め、多くの時間と手間をかけた、ゆるやかで力強いメッセージを持っています。
CIBONE Aoyamaでの海外初の展示をきっかけにミラノサローネ期間中、Rossana OrlandiにてScrapwoodシリーズを展示。以降ヨーロッパを中心に様々なプロジェクトやエキシビションを手がけています。